知恵袋コラム

講師向け

コロナで激変の2020年を総括し、2021年を展望する

大混乱の2020年もあとわずか
自身のためにも、少しでも皆様のためにもなるように、総括と展望を記してみました。

 
【1】コロナに拠る、オンライン化の波

 いままで、eラーニングや収録動画による研修を、なまじ補足的なもの、あるいはハッキリ言ってしまうと、二流・亜流というように、登壇講師は、そして中には企業担当者も、思っていた節がありました。しかし、今年の4月は、「eラーニング、収録動画の活用」が、急激に増えました。そうせざるを得なかった、という状況もありますが、コロナが収束が見えない今、今後も活用は減ることはないと見ています。Udemy、Schoo、などの企業一括契約が増えたと聞きました。
 
 そして、ZOOMやWeb-exに代表されるオンライン会議ツールに拠る「リアルタイムオンライン研修」も、急増しました。弊社の実感(具体的に計測していませんが)、企業個別研修においては、対面リアル研修とオンライン研修の割合は、3:7と感じています。(時期にもよる変動も大きかったですが)

この点、業界の大手である(株)インソース様が、オンライン研修の割合を月別に公開しています。これを見ると、5月に70%超とオンライン比率が急増し、7月にかけて23%とオンラインが減少し、そこから秋にかけて40%弱と再び増加しました。これは弊社の実感と同じ変動傾向ですが、オンラインの割合が弊社のほうが高く感じました。

~数字で見るインソース~月次 - 社員研修,教育 職員研修 人材育成ならインソース
 リンク www.insource.co.jp

来年も、この傾向は続くものとして考えています。
つまり、リアルもオンラインも、今後も併用が続く、ということでしょうか。


【2】それぞれの本質が炙り出された

 こうした環境の急変は、我々研修会社、研修講師だけでなく、企業側、人事担当者側にも大きな影響を与えました。この短期間に、やり方を変えるのか、中止してしまうのか、なんどかやれる方法を模索するのか、、このあたりが、企業による方針、姿勢の違いが明確に見えた事象でもありました。色々な事情があるにせよ「あ、そんなに簡単に人材育成を手放してしまうんだ」と感じたことも多々ありました。

 一方、それは我々研修会社側にも同じく大インパクトがありました。こんな記事を書いておきながら、お恥ずかしいのですが、自分も3月末、8月上旬と、かなり弱気になり、自信がなくなり、暗い顔をしていたことをよく覚えています。しかし、私が加えていただいている「研修会社社長の会」という同業コミュニティがあり、ここで、苦しい中でも背中を魅せてくれる同業先輩社長に、かなり引っ張ってもらいました。「あんなに社員たくさん抱えて固定費大変だろうに・・・もっと挑戦しているんだ!」と奮いたたせてくれたのも覚えています。自身の弱さ、課題を痛感しました。全体的には、研修会社としての、法人としての人格、魂がより試されたのではないか、と痛感しました。

 そして、講師の方々に対しても同じ様に試された1年だったのではないか、と感じました。SNS等の投稿での「オンライン研修への対応意向」「その意見など」をよく見ていましたし、実際の登壇の様子なども耳に入るもの、ネットから伺えるものがありました。技術的、環境的なオンライン研修への可否、意欲だけでなく、その方の生き方、生き様、意気込みのようなものが、このコロナを通じて、露わになったのでは、と感じます。


 下記の3で上げる、ピョートルさんも同じような事を仰っていました。講師の仕事に対するスタンス、価値提供などが、例年より鮮明に映し出されたように感じます。仕事が減ったからでしょうか、不安な世の中だからこそなんでしょう、承認欲求や自己顕示欲で講師をしている方と、そうでない方、より肌感覚で露わになったようにも思えます。


【3】今後の講師の役割は?

 11月に、小職も一部パネラーとして登壇させて頂いた「講師サミット」。ここに一番バッターで登場された、元Googleで人材開発をされていた「ピョートル・フェリクス・グジバチ」氏の講演にアタマをぶち抜かれたことを覚えています。講演で、刺さったキーワードは、私も共感したからこそ残っているものです。いくつか自分なりに翻訳してみて挙げてみますと、、、

 1)講師が何かのテクニカルスキルを教える時代はもう終わる
  ⇒AIがあと何年でテクニカルスキルを教えられるか?逆算してみると・・・
  ⇒今年のような激変が、今後は内部崩壊的に始まるかも

 2)自分を講師という枠組み、ポジションに置いていることが成長を止めているかも?
   ⇒顧客も自分を講師という枠組みに押し込めている同罪かも
   ⇒”講師”という肩書が、古くさ~となる時代が来る!?

 3)「教える」という価値提供がもう時代遅れ
  ⇒組織、そこで働くヒトの変化があり、知識やルール徹底のために「教える」ことが大事か?
  ⇒講師の側から、新しい価値創造、視座視野が必要かも

いくつか、自分なりの言葉に転換していますが、自分が想像していた不安が一気に現実化しそうな、、、一方で、この変化にどう対応していくか!?そんな挑戦心・ドキドキも同じく感じたのでした。もちろん、自戒、自省、そして挑戦の念をこめて。

さて、今年はコロナで旅行も帰省も、会合もあまりできません(苦笑)
雑音、雑務に忙殺されないだけ、色々ブレインワークに集中できそうですね!
私は、組織発酵学の仕上げ、webサイト開発、もう1つ新規開発プロジェクトの三つ巴です。
自身や自社の課題を見つめ、内省しつづ、前に進む決意です。

未来をどう色付け
自分をどう意識付けし
来年の計画に大きな石から書き込む

そんな2020年の年末年始を過ごすつもりです
さあ、いざ勝負!


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Brew株式会社
代表取締役
原 佳弘
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