研修企画担当者向け
若手向け「論理的に聴く、話す技術」研修
Brew(株)企画営業&講師の岩下利朗です。
企画営業と講師を兼任している私の目線から、各研修の魅力をお伝えしているこちらのコラム。
今回は、とある研修で行われたBrew(株)のパートナー講師、島村先生の「論理的に聴く、まとめる、話す技術」について書いていきます!
中堅社員、管理職の方で、新人、若手社員に対してこんなことを思われたことがないでしょうか?
・「頼んでおいた仕事が違う方向に進んでいる!」
・「私の話をちゃんと聞いていたのか?」
・「何を言いたいのかわからない、こっちは忙しいのにもどかしい!」
などなど。
あるある…という声が聞こえてきそうですね(笑)
さて、これらの問題は何が原因なのでしょうか?
そうです…タイトルの通り「論理的に聴いて、まとめて話すこと」がしっかり出来ていないことが考えられます。
この問題を解決するために行われた今回の研修の中より、「論理的に聴く」という部分をピックアップして進めていきます。
ビジネスの中で「聴く」というのは二種類ある、と島村先生はおっしゃっていました。
それは「訊く」と「聴く」です。
そのうちの一つ「訊く」に絞ってお話を進めます。
「訊く」とは、訊ねること…英語でいうところのASKになります。
この「訊く」がしっかりできていないと、先ほどの問題に発展するようです。
ここで島村先生は、『職場でよくある「訊く」のシーンを皆さんにも経験していただきましょう』と実践の場を用意されました。
実践内容は、島村先生が上司役で、外出前で忙しい中、部下役である受講者の皆さんへ資料の作成を依頼してきます。
その内容をしっかり訊いてまとめてみましょう、というワーク。
もちろんメモを取っても構わないとのことなので、私も、受講生の皆さんと一緒に「しっかり聞くぞ」とメモを用意しました。
さあ、実践!
「あ、○○君、ちょっといいかな?急ぎで資料を作ってほしいんだけど、先週の会議の内容をまとめてほしいんだ…中略…じゃあ頼むね!」と、上司の島村先生はダ~っと一気に話を進めます。
メモを取るどころか、話のポイントをほとんど押さえられません!
周りを見回すと、受講生の方も同じような状況…
実際に会社の上司って、こんな感じの方が多いかもしれないですね(笑)
さあ、このままでは間違えた認識で、上司の意図が反映されない資料が出来上がってしまい、怒られてしまいます。
ではそうならないために、一気にダ~っと話をされてしまった内容を、どのように論理的にまとめてメモを取っていけば良いのでしょうか?
島村先生は「5W1Hを活用しながら訊きましょう」というヒントをくださいました。
ご存知の方も多いでしょうが、5W1Hとは、
Who…誰が
What…何を
Why…なぜ
When…いつ
Where…どこ
How…どのように
のことで、このポイントを押さえながら訊くというわけです。
ではヒントを得たところでもう一度、上司役の島村先生から資料作成の依頼です。
今度は5W1Hを意識して、メモを取りながら訊いてみます。
するとどうでしょう、今インプットしたばかりという事もありますが、皆さんしっかりと整理しながら訊くことが出来ていました。
「急ぎで」
「○○の部署向けに」
「会議の内容の…」
「目標数値を明確にするために…」
などなど、先ほどと違い皆さんスラスラとメモを書いています。
ちょっとしたヒントでしたが、効果は大でした。
「なんだ、5W1Hなら知っているよ!」と思われたかもしれませんが、知っていても使いこなせている人は意外に少ないそうです。
よく聞く5W1H。
実践しながら取り組むと、理解が違うのだな~と感じました。
「知っていても実は使いこなせていない」という方も、是非聞いていただきたい研修内容でした
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